ソルガムきび健康食品コンペティション

フリューゲルでは、身体の中からの健康ということで
雑穀に以前から注目していました。

10月、ソルガムきび健康食品コンペティションなるものが
開催されると知り、
出品してみたところ

審査員特別賞を頂くことができました!

ソルガムきびとは、
たかきび、コウリャンとも言われる
雑穀です。

粒が大きく、
もちもちと弾力があり
食べ応えもあります。

私は、たかきび、と呼んでいました。

食物繊維も豊富でデトックス力にも
優れていると感じていましたが、

アレルギー物質を含まず、
GABAやポリフェノールなどが
多数含まれているそうです。

活性酸素を抑制する働き、つまり老化防止、
アンチエイジング!

コンペを主催する信州大学では、
ソルガムきびの実の他、

茎や葉もキノコの培地や
メタン発酵によるエネルギー源として
余すところなく活用しているようです。

その上、乾燥に強く荒地でも育つため
作り手にとっては省力栽培でき
中山間地域の荒廃地活用としても
期待されているとのこと。

フリューゲルでも
3年前から
もちきびとたかきびの販売をしていますが

(ほとんど宣伝しておりませんが)

たかきびの方が若干
供給量が多く感じていました。

知り合いも、土地が余っているから、と
栽培してくれたこともあり、

また、実が大きく脱穀しやすいのか、
鳥の被害も受けにくいのか

荒廃地利用に有効なのでは、と
密かに思っていたのです。

しかし、その反面、
たかきびの認知度が低いからか
需要は低く、

もっとこの美味しいたかきびを
知ってもらいたいとも思っていました。

前置きが長くなりましたが、
今回出品したのは
ソルガムきび麹100%味噌です。

信州人に馴染みの深い
味噌ならば、

雑穀を料理したことがなくても、
ご飯はやっぱり白米が食べたいという方でも

日々の食卓に
たかきびの栄養価を
取り入れることができるのではないか、と
思い、

親しくしていただいている
味噌屋さんに試醸していただきました。

まだまだ研究途中ですが、
今回のコンペにチャレンジしてみました。

春に仕込んだもので、
粒がまだ若干固く
出品も迷ったのですが、

こういう事をしていると
知って頂くだけでも、と思って。

昨年、米麹とソルガムきび麹で
仕込んだ味噌が
今年になって粒も柔らかく
味も馴染んできたので、

今年のソルガムきび100%麹の味噌も
おそらくもう少し熟成させれば
味の深みが増してくるのでは、と
楽しみにしています。

雑穀に対しては
なぜか縁を感じてきました。

正直、困難もたくさんある中、
たくさんの方々に支えられて
誕生した味噌が
このような評価を受け
本当に嬉しく思います。

美味しい
ソルガムきび味噌を完成させ
皆さんの健康維持、長野の自然環境維持に
少しでも貢献できたら、と
今後も精進したいと思います。

ありがとうございました!